はっぴーでいたい

演劇と推し活、おまけで日常的なことを書いてます。

千子村正はいいぞ!!ミュージカル刀剣乱舞 葵咲本紀

明日で千秋楽を迎えるミュージカル刀剣乱舞 葵咲本紀ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ

 

村正(太田基裕さん)の芝居がとてつもなく素晴らしいので熱い思いをぶつける。

 

※私情と多少のネタバレが含まれます。ネタバレ無理!!何考えてるんだ!と思われた方はブラウザバックをお願いします。

 

【芝居編】

◎何がいいって芝居が素晴らしい!!!

芝居観に行ってるんだから当たり前だろ?と思うなかれ。実際、いい芝居が出来る役者ってそうそういない。

ピンと張り詰めた観客にも強いるほどの緊張や、セリフがない受けの芝居の時にも役であり続けリアクションをする。

普段の生活で当たり前に出来ている事(リアクション)を芝居に乗せる事はとても難しい。

 

このセリフの時にこの役は何を考え、何を主張したいのか?

今まで生きてきた中で抱えているものは?

相手役をどう思っているか?

死ぬほど考えて稽古をしていないと中々出来るものではない。

 

蜻蛉切への信頼

みほとせから3作、同じ作品に出ていた二振り。

どんなボールがきても打ち返しあえるという信頼感と遊びが伝わってくる。

如何にいい芝居をしようと思っても、相手役へのリスペクトがないと出来るものではない。

これからの二振りがとても楽しみだ。

それだけに年末の歌合に村正が出ないのが口惜しい…。(号泣)

 

◎劇中歌もよい…。

今回の葵咲本紀で村正はなかなかにシンドイ役所だ。

家康の長男信康に自害を命じた家康への不信感で苛立っているが、正しい歴史のために側を離れることが出来ない。(三百年の子守唄をぜひ観て欲しい!)

妖刀と言われ徳川家に害なす刀と自ら人に距離をとっていたが、仲間の後押しもあり みほとせ で家康に仕えることになる。人への愛情と葛藤が歌だからこそ直接的に訴えてきて切ない。

 

【ライブ編】

◎気品が…!貴公子スマイル

客降りは芝居の時の激情は潜め、高貴な笑みを浮かべお手振りを下さる。拝みたくなる。

舞台上では色々な表情やアクションを、客降りでは穏やかな笑みをと色々な表情を見せてくれる。

 

◎ライブでも歌が最高!!

なんと、村正のソロ曲がある!!!もっとビックリマーク付けたいけど自重。

終始ホッとピンク!!(会場は見ずに村正しか見てなかったが、たぶんそうだろう)

地声の甘さが歌ではさらに際立ち激しい曲調にも関わらず会場を甘く包む。

 

 

最高の一言に尽きる。

何より本の内容がいい。

新たなキャスト鶴丸国永役の岡宮来夢さんもとても素敵でどこを観ればいいのか迷ってしまう。

明日の千秋楽はDMMで映像配信もあるので余力が有れば観て欲しい。

※何度も申し訳ないが、『三百年の子守唄』を観てからでないと一部内容が分からない。

特に村正と蜻蛉切、徳川家の人々の思いに寄り添えないので、三百年の子守唄を履修してから観て欲しい。

 

千子村正はいいぞ!