めっちゃ良かったよ!ミイラ展!
先日、行こう行こうと思って行けていなかったミイラ展に行ってきた。
行こうばかりで文にセンスが感じられない。
ミイラ展に行きたいと話すと「面白そう!」と反応してくれる人は少なく、どちらかというと「なんでそんなの見たいの??」「なんか怖くない??」と言われることが多かった。
そんなもんかしら??
すぐになぜ見たいのかは説明出来なかったが行ってみて思ったのは、人工物のミイラは必ず人の手や思いが詰まっている事が大きな理由の様だ。
残された側のこの人偉大だったからさ、ずっと見守ってほしいじゃん??ミイラにしましょう。とか、当人のまた生き返るから!その時のまでキープで!みたいな。
※自然にできたミイラも展示されていた。世界各地で自然にミイラになった例は何件も発見されているそう。日本の兄弟ミイラも。
さらに死に対して考えられる場所であることも大きい。
普通に生きていたらなかなか死に直面することはない。
昨今コロナウィルスだ、今年のインフルはヤバいらしいと話題に出るのになぜか私は大丈夫。たぶんかからないし死なない。と過信している。
タイムリミットがいつか提示されてないし、まだ先はあると思うから何もできないしやらない。
尻に火が点かないと何もできないタイプ!!!
同じ人間がミイラとしている。対面する事で先の自分を想像できた気がした。
日本は火葬だからお前はミイラにはなれないよって言われたけど。
さて、ミイラ展のお話。
各国のミイラが集っていて国ごと、歴史ごとに並んでいる。
どうも海外のミイラは他人事の様に思っていたのに、日本のミイラには親近感を感じた。
今までのミイラと顔が違い、同じ国の血が流れていると直感で思ってしまった。
本当に不思議。
「日本」って書いてあったから思いこみかも。
その中のお一人。
本草学者の方のミイラのエピソードがとても素晴らしい!
日本でミイラを作るにはどうするか考え、ご自身の遺体を乾燥剤を敷き詰めた特性の棺に入れ「後世に機会があれば掘り起こしてみよ」と残し亡くなったそう。
かっこいいっす。
体を調べてみると「タンニン」の成分が検出され柿の種が残っていた。
亡くなる前に食べた大量の柿が防腐剤の役目を果たしたようだ。
これも計算して食べたのだろうか??
自身の体を研究のために使う度胸と好奇心が何より素敵だ!
一生をかけて追求したいことがあるなんて羨ましい。
とても素敵な空間と有意義な時間だった。
2/24(月)まで。
行ける方はぜひご自身で体験する事をおすすめする。
テンションの赴くままに買ったポーチたち