『流浪の月』
凪良ゆう(なぎら ゆう)作
本屋大賞を受賞した作品です。
少し普通とはズレた家庭で育った少女と、真っ当であろうとする青年のお話。
心の柔らかい、他人に触れられたくない所を無遠慮に晒されている様な、瘡蓋を無理に剥がされた様な痛みがある作品でした。
心を動かしたい人にオススメ。
単純に楽しい、上がる作品ではないのでじっくり本と感情に向き合いたい時に読んだ方がいいと思います。
お話の構成はスッキリしているので読みやすく、街並みの風景が想像できます。
読了後の印象も爽やか。
また読み返したい作品です。